コラム

2016.07.26更新

1  自転車を運転していて、歩道上で反対側から歩いてきた歩行者と衝突して歩行者を負傷させた場合、歩行者に生じた損害(治療費、入院雑費、通院交通費、休業 損害、入通院慰謝料、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料等)すべてを、自転車の運転者は賠償しなければならないでしょうか。
すなわち、歩行者に例えば、前方注視義務違反の過失があれば、その過失を考慮して、損害賠償額を減額されるでしょうか、という過失相殺の問題です。

2 自動車・オートバイと歩行者との衝突事故の場合、歩行者側の過失の程度により、車両側の責任を軽減する「過失相殺」がなされ、その基準が東京地裁の研究会などにより示されていますが、自転車については「基準」がありませんでした。
しかし、自転車と歩行者との歩道上の衝突事故について、平成22年3月、東京、横浜、名古屋、大阪の4地裁の裁判官が法律雑誌で誌上討論し、「原則歩行者に過失はない」という新基準を示しました。
歩道上の事故については、道路交通法で自転車の走行が原則禁止され、通行できる場合も歩行者の安全に注意する義務があるから、「事故の責任は、原則、自転車運転者に負わせるべき」であり、運転者が児童や高齢者でも変わらないとされたからです。
この基準は、今後の訴訟において、必ず参考にされるものと考えられます。
従って、自転車と歩行者との歩行者専用の歩道上の事故については、歩行者の過失は、原則相殺されないということになります。

投稿者: 小山晃法律事務所

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