コラム

2016.07.26更新

1 過失相殺とは、被害者に過失があったときに、裁判所はこれを考慮して損害賠償を定めることができるという制度のことです。
被害者の過失が、損害の発生または損害の拡大について認められる場合、その賠償額を減少させることをいい、加害者と被害者間で損害の公平な分担を図ろうとするものです。
即ち、自らの不注意のために損害の発生またはその拡大を招きながら、それらをすべて加害者に転嫁して賠償額を定めるのは不公平であるということから設けられた制度です。

2 過失相殺するかどうかは、裁判所の自由な裁量に任されています。
しかし、多数・多様な交通事故を、迅速適正に処理するためには、客観的で明確な基準が求められることは言うまでもありません。
これまでの多数の裁判例の積み重ねにより、過失相殺率の認定基準(別冊判例タイムズNo.16)ができあがっています。
この基準に適合する事故態様もあれば、この基準にそのまま当てはまらない事故態様もありますので、過失割合を決めるにあたっては、慎重な判断が求められます。

3 四輪車同士の信号機のない交差点での出会い頭の衝突事故の場合、上記の基準によれば、
(1) 左方車40対右方車60
(2) 広路車30対狭路車70
(3) 一時停止規制車80対非一時停止規制車20
(4) 優先車10対劣後車90
となっています。

4 過失割合については、被害者は心情的にできるだけ小さい割合を望むことになります。しかし、損害額の大きさとのバランスを考えて判断すべきではないかと考えます。
被 害者に発生した損害額が大きい場合(例えば5,000万円)、過失割合が1割違えば500万円の違いが出てきますし、損害額が少額の場合(例えば10万 円)、過失割合が1割違っても1万円しか違わないということになりますので、被害者においても冷静な判断が求められます。

5 当事務所は、交通の調停・訴訟も多数手がけておりますので、お気軽にご相談下さい。

投稿者: 小山晃法律事務所

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